2012年4月13日金曜日

一色沙英 宿坊 比叡山 不滅の法灯 居士林

一色沙英 宿坊 比叡山 不滅の法灯 居士林

空海 南無妙法蓮華経(日蓮宗)
法然 南無阿弥陀仏(浄土宗)
親鸞 南無阿弥陀仏(浄土真宗)

比叡山に修行、下山後興した宗派の開祖です。

日本の三大霊場

高野山
比叡山
恐山(昔は宝塚の中山寺)

比叡山は三つの霊場に分かれ根本中堂には信長の焼き討ちにも守られた「不滅の法灯」が揺らめいています。

比叡山には申し込んだら誰でも修行ができる「居士林(こじりん)」という修行道場があります。

朝5時起床
境内で般若心経唱和
境内マラソン
朝食
写経
昼食
座禅・山内案内
夜食
風呂
就寝(9時)

食事は正座しながら・・・
肉関係は全部こんにゃくとかで形を似させたものがでます。

研修最後の夜の精進料理は超豪華。こんにゃくで肉を表現しています。

ただ!

正座をしながらの食(じき)

しかも私が座った席は真ん中の最前列!
えらーい坊さんがずらっと上座に並んでます。

わたしが足をもじもじしていると真中の一番偉そうな坊さんが

「おい!大丈夫か!足を崩して食べてもいいのだぞ!」

全員正座してる中で一番目立つ最前列真ん中ではついに崩さずじまいで何を食べたか覚えてません。
なにしろ真横でこんな顔の坊っさんがずらっと並んでいるのですから。
まさに目を光らして・・・


最終日の法話が印象に残ってます。
「夫婦は下の世話をお互いして始めて夫婦になれる。」

最後若い修行僧が「さよならあ」といつまでも手を振ってました。
もう来ることも・・とおもうとさびしくなりました。





ある日の朝のマラソン、信長の焼き討ちを唯一免れたお堂の横から200メーター下ったところに黒谷青竜寺という10年間尼が守っているお堂がありました。
まだお堂の門が閉じられてましたが尼さんが出てきて開けてくれました。
目も覚めるような極彩色の阿弥陀如来が鎮座されておられました。
600年前法然という修行僧がこもってある真言を発見し下界で新宗派を興した由縁のお寺ですと尼さんが説明してくれました。10年こもって見つけ出した言葉を最後に記しておきます。

南無阿弥陀仏

予断ですがこの下山した法然に弟子入りし関東で

「善人なおもて往生す 、いわんや悪人をや」
と説いて回ったのが後の浄土真宗開祖親鸞聖人です。